アプリの生い立ち【その⑥】「お金では解決できない!?」
アプリの生い立ち【その⑥ お金では解決できない!?】
【その⑤】では、冷蔵庫アプリの企画書を掲載しました。毎日、アプリ上で料理アイコンをウサギちゃんに食べさせると、その履歴でキャラが分岐進化するっていうやつです。
「冷蔵庫アプリ構想」は変更に変更を重ね、結果、クーポンアプリになりました。
(…以下、前回の続き)
とりあえず、冷蔵庫アプリの企画書は出来上がりました。
「こんなアプリをつくりたい!…でも俺、つくれない!」
代わりにつくってくれる会社を探すしかありません。
「アプリ 受託開発」で検索すると、たくさんの開発会社が出てきます。
「苦しゅうない、選び放題じゃ。」
いやいや、そんなに甘くない。
色んな会社のホームページを見るわけですが、何で決めればいいかよく分からないんですよ…。
開発会社のサイトでは、自社アプリのイメージ画像を載せているので、「あ、ここ、何かよさそう」ぐらいは分かるんですけど。(分かるのは、ほとんどデザイナーの実力だけ)
当時は【iPhone版】と【Android版】を同時に開発する技術が今ほど浸透しておらず、片方しかつくれない会社もあるわけです。
両方つくれるけど「お値段は倍ね!」とか。(ちなみに、番外編でご紹介した私が最初に開発したアプリ「ビジュアル部」は当時、Android版のみでした)
「うむむ、同じものつくるのに値段が倍とか納得いかない」
ケチる方法を探します。
会社(前職)の取引先のシステム会社の前担当者さんに(個人的に)連絡をとり、システム会社の社長さん(同い年!)を紹介してもらいました。
そこで、iPhone/Androidアプリを同時開発できる技術「クロスプラットフォーム」の存在を知ります。
「なるほど?クロスプラットフォーム?の会社?にお願いすれば安くできるんですね?」(値段のことしか考えてない…そして、よく分かっていない…)
これで候補を大幅に絞れます!
…が、次に納得いかなかったのが「お見積り」;(文句ばっかりw)
システム開発費って、「(一人でつくったと仮定して)所要時間 × 時給」で値段が決まります。
技術力があって早くつくれるところは時給が高い。逆だと時給が低い。
クロスプラットフォーム=技術が高い、なので時給が高いんです。
半額にはならない(T_T)
それでも技術力のあるところ(少なくとも自信があるところ)に頼むのがよさそうですよね。
が、やっぱり不安は消えません。
なぜなら、開発会社が「これくらいの時間でできる」という根拠が見えない(^^;
後から「やっぱり、できませんでした」となった場合、高い時給で追加料金が発生するわけです。(もちろん交渉次第ですが)
「分かります、僕もアプリつくったことありますから。予定通りに行くことの方が少ないですよね(-_-)ウンウン」みたいな顔で、開発会社の話を聞くわけですが、心から信用はできません。
なぜなら先方、技術力への自信がめちゃくちゃ態度に出てるんだよな~…。
文章がトゲトゲなので、お気づきかもしれませんが「私、スマホアプリの受託開発会社が好きではありません(全部ではないです♪)」
…お金さえ払えば、自分が殿様だと思っていました。(←私も十分嫌なやつw)
が、小さなお客様(私)に対しては、完全にむこう(開発会社様)が殿様です。
・メールフォームで開発相談しても、基本返事が返ってこない
・電話しても、明らかに面倒くさそう&詳しく聞かずに断ろうとする
・相談後、「まあ、見積もりは出してみますよ」と言ったきり連絡がこない
大げさではなく、紹介以外の7割方は、こんな感じでした。
逆に、紹介してもらった会社はめちゃくちゃ親身になってくれました(^^
(誤解のないよう、良くしていただいた会社は、名前だけ挙げておきますね!)
・合同会社Greenish様
・ヴェルク株式会社様
・株式会社エムエックス様
・シュガー・コーポレーション様
…文章が長くなりすぎましたので、一気に巻きます。紹介も含めて、どの開発会社に相談しても言われた言葉がこちら。
「これ(冷蔵庫アプリ)、厳しい(売れない)ですよね…」
…ですって(T_T)
【その⑦】は「選択肢は、①やる ②喜んでやる、しかない」です!
よろしくお願いいたしますm(_ _)m