いまさら、昨年末の『天心 vs メイウェザー』を振り返る

今日は、個人的な趣味の話をします。

キックボクシングです。

皆さん、【那須川天心】選手をご存知ですか？

昨年末にボクシングの元五階級王者【フロイド・メイウェザー】氏との一戦がRIZIN（格闘技イベントの名前）で生放送され、一躍、話題の人になりました。

この天心君、昨日行われたRIZINの大会にも出場し、アルゼンチンのキックボクシング世界王者と対戦。⇒ 圧勝していました。

昨日の試合を見て思いましたよね。

「あー、やっぱり強い。規格外だわ」って。

…

でも、その規格外に強い天心君も、年末のメイウェザー氏との試合では惨敗しています。（今更なんですけど、以下はその「年末の試合」の話です；）

当時、天心君はキックボクシング会では、とても有名でしたが、そもそもキックボクシング自体が有名ではないので、彼を知らない人も多かったと思います。

一方で、メイウェザー氏は既に引退しているものの、ボクシング界では伝説の男。無敗で五階級を制覇したこともそうですが、1試合で300億円以上を稼いだことがあるという、色んな意味で有名な人物です。

『天心 vs メイウェザー』が話題になったのには、いくつかのポイントがありました。

・引退した伝説のチャンピオンが再びリングに立つ

・体格が全然違う（天心君が小さい。バイクで例えるなら250cc 対 400cc）

・ボクシングルールで戦う（天心君はキックも得意ですが、蹴っちゃダメ）

・メイウェザー氏のファイトマネーは約10億円

メイウェザー氏は既に引退しており、満足な練習をしておらず、年齢も当時41歳。一方、天心君は、相手の土俵（パンチのみ）で戦わなければならず、体格が小さい。

さあ、どっちが勝つ？ということで、多くの人が関心を持ちました。

…

結果は前述の通り、メイウェザー氏の圧勝。1ラウンドTKO（3分以内で、天心君は3回倒されました）でした。

僕は、メイウェザー氏が有利だとは思いつつも、もっと接戦になると思っていましたし、心の底では「天心君がやってくれるんじゃないか！？」と期待していたので、予想を大きく裏切られ、衝撃を受ける結果となりました。

…振り返って考えれば、当たり前の結果なんですけどね；

“パンチが世界で一番得意な人”に、“キックも含めれば世界で一番の人”が、パンチのみで挑んだわけですし。

なにより、体格差が大きすぎた；

「体重が重い＝パンチの威力が大きく、耐久力が高い」ということです。加えて腕の長さも相手の方が長い。

天心君は、耐久力の高い相手を、威力の小さなパンチで倒さなければならないため、ピンポイントで急所（顎）を狙わなければなりません。それも、短い腕で。（全部、メイウェザー氏と比較したら、という話です）

一方でメイウェザー氏は、長い腕で、頭のどこにパンチを当ててもOKです。相手の耐久力が低いがうえ、威力の大きなパンチを持っているわけですから。

つまり、射撃（パンチ）がより得意で、より遠くまで飛ぶ銃を持ったほうが、大きな的に弾を当てれば勝ち、というゲームだったわけですね。

もちろん、メイウェザー氏が予想以上に衰えていなかった、というのもあるとは思いますが、年末の天心君の敗戦は必然の結果だったのでしょう。

…

繰り返しますが、天心選手は規格外に強いんです。きっと、凄く練習もしていると思います。

それでも、必然を崩すのは難しかった。

小さいものが大きなものに勝つって、本当に難しいんですね。

…

これって、自分のビジネスにも当てはまります。

川崎駅限定の小さなアプリが、ぐるなびさんや食べログさんに勝つのは本当に難しい。

正攻法では無理。まだ勝利の糸口も見えません(^^;

でも、…やってやるぜ。

昨日の天心君の試合を見て、気合を入れなおした！という話でした(笑)

…

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