歌舞伎版「風の谷のナウシカ」に興味が湧きました
ビビりました。
歌舞伎で「風の谷のナウシカ」やるんですね。
尾上菊之助さんが、5年かけて作成した作品なんだそうです。
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このニュースに対する私の第一印象は、「いやいやいや!世界観、崩壊しちゃいません?」でした。(私は歌舞伎を一度も見たことがありませんが、おそらく私の抱いた印象は一般的なものなのではないでしょうか)
歌舞伎の描く世界って、「男性的な力強さ」とか「派手なアピール」なのかと思っていました。
普通であることを拒み、ワザと奇抜に振舞うことで、自分を特別なものに魅せんとする男の生き様、矜持を描いた世界なのかと。
...これって、ナウシカの描く世界とは真逆じゃありません?
以前、歌舞伎版「ワンピース」が話題になりましたが、こっちはよく分かるんですよ。
主人公ルフィの魅力は、計算じゃなく、ただ自分の心が正しいと思ったことを純粋に貫き通してしまう「“普通”じゃねぇ💧...だが、そこに痺れる!憧れるぅ!」的な強さです。
仲間と共に、舞台狭しと大暴れ!
うん、歌舞伎のイメージとマッチします。
一方、ナウシカのイメージは「武力ではなく、意思の力で戦う女性的な強さ」とか「(自己アピールではなく)自己犠牲」です。
ちょっと成立しないんじゃ...。
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尾上さんからすれば、「だからこそ」なんでしょうね。
「伝統」という言葉に守られた、枠にはまった世界を内側から壊したい!広げたい!という強い意思を感じます。
普通じゃないことをするんだから、もちろん賛否両論あるでしょうし、それも覚悟の上なのだと思います。
「普通じゃないことに挑戦する」...なるほど、これが歌舞伎の精神なのかもしれませんね。
真逆のイメージの世界で、「歌舞伎が大切にするもの」が、どう表現されるのか?とても関心が湧きました!😁
ぜひとも成功させてほしいです!頑張ってほしい。
見に行ってみようかな。(一番安い席は3,000円のようです)
ちょっと嫁さんに声をかけてみようと思います😁