炎上の門
たまに取り上げさせていただいている、加藤紗里さんの記事。
それまで所属した事務所を退所、個人事務所を設立し、YouTuberデビューされるそうです。
記事によれば、ご本人は動画のなかで「炎上商法」というタスキをかけ、自身を「和製パリス・ヒルトン」と称し、「お金大好き!」を公言。
一方で、お金は好きだが「自分で稼ぐのは税金とか面倒くさいからノーサンキュー、男性からもらえばいい」とも言及。
今後は「美し過ぎるタレント」として活動されるそうです。
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いやー、炎上商法屋さんとしては、かなり高得点なスタートなのではないでしょうか。
自画自賛、金銭愛、他人依存と、人に嫌われる要素をコテコテに盛り、自身のスリーサーズ公表や、タスキ・ボディペイントなどの派手な格好で話題性をつくることで、見事に様々なニュース媒体への掲載を勝ち取りました。
最近、著名人のYouTube参入は当たり前のようになっていて、メディアに取り上げられない場合が多いと思うので、良い宣伝になったことでしょう。
自身を攻撃対象として差し出す「殴られ屋」みたいなイメージですが、一定の需要はあると思いますし、自分のキャラクターをよく活かしていると思います。
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で、最近その価値を認められた「炎上商法」って、「自分にもできるのか?」ということをちょっと考えてしまったんですよ。
炎上系の番組を見る人って、嫌悪感をもち、「嫌なもの見たさ」でそのチャンネルを訪れることが多いと思うんですよね。
で、そういった「マイナスイメージの固まり」みたいなところに広告を出したい企業はあまりない。YouTubeの運営も、過激で人を不快にするような動画には広告をつけなくなってきているそうです。
再生数が稼げても、広告主がいないと収入にはなりませんからね。
加藤さんのような著名人の場合、話題をつくることで、他メディアでの仕事を獲得することもできるのかもしれませんが、一般人にはなかなか取りづらい戦略です。
自分で広告主を見つけてこれれば、話はまた別だと思うんですけど...。
「スキャンダルを売りにする系の週刊誌」とかなら、広告を出すのかもしれませんね。
でも...、精神の消耗は凄いだろうなぁ。もう結局、これに尽きますよね😅
「いいね!」ならぬ「悪いね!」を集めるという、逆をつくような発想に最初に気づき、実行した人は凄いと思います。
頭脳だけでなく、その勇気も含めて、ちょっと憧れます。
が、…やっぱり自分にはできそうにない😅
人ができそうにないことを「やる」のが、成功への入口だとは思うんですけどね。それでも「炎上の門」の敷居は高い。
本日は以上です。