空気が美味い
本日の気になった記事です。
ネット上の掲示板で、タレントの川崎希さんを誹謗中傷した人が特定され、書類送検されたそうです。
川崎さんが、東京地裁に発信者の情報開示を請求したことで、特定できたとのこと。
掲示板に誹謗中傷を書き込んだ本人は、「バレないと思った」と容疑を認めています。
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この記事をみて、以前やっていた「ネット掲示板の利用を、実名開示制にするか否か」の討論番組を思い出しました。
実名開示にすることで、「ネット上のヘイト発言や、いじめ写真の掲載などが無くなる」という賛成派と、「実名開示にしたって、やるやつはやる(減らない)」という反対派が議論を戦わせていました。
...まあ、実名開示にしたらネット上の誹謗中傷は減りますよね。↑の記事の「バレないと思った」が全てを物語っていると思います。
「実名開示でネットは平和になる」は間違いないと思うのですが、一方で、討論番組の反対派の主張も、私の印象に強く残っていて。
「実名開示にしたら、息苦しくなる」
これです。
ネットって、リアルの世界では顔を出さない「人間の本性」に触れることができる場だと思うんです。
匿名だからこそ出現する「核心」...普段は隠しているというだけで、確実に存在するものなんですよね。たとえ醜悪だからといって、リアル同様、ただ蓋をしてしまっていいものだろうか?と、思わなくもないんですよ。
もちろん「ヘイトや悪口を書かせろ!」と言っているわけではなく、リアルでは「多数派」や「体裁」によって消されてしまう「本音(悪いものばかりではないと思います)」を出せる場が、完全になくなってしまってもよいのか?ということなんですが...うーん。
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今回の記事の、「誹謗中傷者の特定」についてだけ言えば、良いことだと思います。
が、これをきっかけに「ネットの世界もクリーンにしよう!」という動きにつながるのだとしたら、それはどうかなぁ...って思いました。
行きつく先は、某国のような「言論統制の世界」かもしれませんしね😅
トランプ大統領を批判しても逮捕されな世界...、空気が美味いわぁ(笑)
本日は以上です!