逸材
皆さん、「大仁田厚」というプロレスラーをご存知でしょうか。(本記事は敬称を全て省略させていただきます)
「アントニオ猪木」ほどではないにせよ、「名前は聞いたことがある!」という人は、けっこう多いのではないかと思います。
下手すると、現役プロレスラーの中で一番有名なのではないでしょうか?
ちなみに、現役の日本人プロレスラーで世界的に最も成功しているのは、恐らく本場(?)アメリカのWWEという団体でチャンピオンにもなった「中邑真輔」だと思うんですが、一般的な知名度は彼より「大仁田厚」の方が高い気がします。
あ、ちなみに私、プロレスは好きですが全く詳しくありません。例によって“にわか”記事です。(中学生の時には、凄くハマっていました😁)
「大仁田厚」の代名詞、それが「電流爆破」です。
通常、プロレスのリングは、表面をゴム等の素材で覆った“ロープ”が張り巡らされていますが、「電流爆破」の場合、この“ロープ”が有刺鉄線なんです。
トゲトゲが皮膚を引き裂き、当たり前のように流血します。かつ、その有刺鉄線には電流が流れており、触れると(特撮ヒーローもので良く見るのような)爆破がおきます。
(閲覧注意)こんな感じ。
まあ、そんな危険なプロレスばっかりやっていて、体が無事なはずもなく…。「大仁田厚」の体には1,500針以上の縫い傷があります。骨折の回数は調べても出てきませんでしたが、7ヶ月の間に4回骨折したなんて情報が出てくるぐらいバキバキ(普通こんな使い方しませんね😅)です。
自らを「邪道」と称するヒール役。タイトルはそれなりに獲得しているようですが、強いレスラーにどんどん喧嘩を売って、その度にボコボコにされているので、あまり強くはないイメージです。
「体が持たない」と引退しては、復帰して…を繰り返し、今や62歳。現在は7回目の現役中です。
…
いや、身体中ボロボロで、還暦を超えてもまだやるのか、と感心しまして。
普通に生活していて「怪我して大流血」とか「爆破で吹っ飛ぶ」とか、そんな場面に遭遇することは、まずありません。もちろん、そんなの経験したいとも思わない。
「自分がやりたい!」なんてレスラーもいないから、後継者も出てこない。
でも「そんな非日常をリアルで見てみたい…」と思う人は一定数いる。で、やる人がいないから「大仁田厚」は今でもリングに上がる…。
アイドル(現タレント)「橋本環奈」は、『1,000年に1度の逸材』と称されます。
ボクサー「井上尚弥」は、『100年に1度の逸材』と。
「大仁田厚」だって…。
『◯◯年に1度の逸材』は、色んな分野に存在するのです。
私は、どの分野でも『100秒に1度』ぐらいかな…悲しい😂
以上です。