視界不良
米海軍において、「TikTok」の利用が禁止されたそうですね。
「サイバーセキュリティの脅威評価に基づいてなされた措置」ということです。
以前、アメリカが中国スマホ最大手「ファーウェイ」の禁輸措置を行った時の理由も、似たような感じでしたよね。
ファーウェイの場合は、「製品に不正なプログラムが組み込まれ、スパイ活動に用いられる可能性がある」ということでしたが…。
今回の「TikTok」のケースはどうなんですかね?
記事を見ると、
・軍属者が自らの個人情報を守るために取るべき適切な行動を指示
・中国企業は「中国共産党が支援を求めてきた場合に、拒否する力を一切持たない」(TikTok側は否定)
とあるので、「TikTok」に登録した個人情報が、中国政府に提供される可能性を懸念しているのでしょうか?(あくまで提供した個人情報の範囲内の問題?)
一方で、
・TikTokを削除しないデバイス利用者は、海軍および海兵隊のイントラネットから遮断される
ともあるので、「TikTok」を介して機密情報が流出する可能性を懸念しているのでしょうか?(提供した個人情報以上のものを抜き取られる可能性がある?)
前者と後者では、えらい違いですよね…。
軍関係者に限定した措置であることを考えると、前者(比較的軽微)な気もしますが…、なんとも言えません。
…
まあ、一つ思うこととしては、「アメリカと中国の対立は、長期化するんだろうな」ということです。
10日ほど前、関税問題においては歩み寄った(ように見える)両国ですが、これを関係改善の糸口と見るのは早計な気がします。
関税問題における合意(予定)の概要は、中国がアメリカの農産物を大量に購入する見返りとして、アメリカが関税上乗せを見送り、直前に引き上げた関税をちょっと下げただけ。
金銭をトレードしただけ、という見方ができなくもありません。(知的財産権の保護などの合意もあったようですけど)
問題の根本は「世界の覇権争い」だと言われますが、そうだとしたら、早期に解決するはずもないですよね😅(どちらかが負けを認めるまで、やり合う事になります)
来年も、今回の「TikTok」のような新しい火種が、次々と出てくるのでは?(アメリカがどんどん吹っ掛けるのでは?)
そんなことを考えてしまいました😅
本日は以上です。