川崎回遊記(お店レポほか)

2018年末、某大手証券会社を退職。現在は、川崎駅徒歩圏内クーポンアプリ【掘り出せ!黒ダイヤ!】をリリース、運営しています!ここでは、「お店の体験レポート」や「活動の記録」、「仕事と絡めた時事への雑感」などを投稿しています。(いちおう毎日更新、仕事をサボらないように…笑)

アプリの生い立ち【その⑧】「新アプリ構想の鍵は“大連携”」(ほとんど「大連携!オーディンバトル」について)

マニアックな話になりがちなアプリの生い立ちシリーズの続きです。

 

【その⑦】では、冷蔵庫アプリの使用目的が中途半端に分散していることを自覚、「成功するのは難しい」との指摘を認め、目的を絞ったアプリを再計画するところまで書きました。

>【その①】から読んでいただける場合はこちら

>【その⑦】はこちら

 

(…以下、前回の続き)

冷蔵庫アプリの目的は、ざっくり3つありました。

 

 ① キャラクターの育成

② キャラクターに自分と同じ食事をさせ、ざっくり食費やカロリーを記録

③ 継続ポイントが付与され、スタンプやクーポンと交換できる

  

で、①と②を捨て、目的を“獲得したポイントと、クーポンの交換”に絞ることにした訳です。

 

なるほど、目的はとてもシンプルになりました。

 

問題は「ポイントの獲得が“面白くて気軽”なものでなければならない」ということです。

 

最初に思いついたテーマは、“ユーザー同士の連携”でした。

 

ヒントは昔、超ハマったモバゲーの「大連携!オーディンバトル」というゲーム。

大連携!!オーディンバトル《公式》 | 株式会社gloops(グループス)

 

当時、スマホゲームはアプリではなく、モバゲーやGREEといったプラットフォームに登録して遊ぶ“ソーシャルゲーム”が主流でした。

 

ソーシャルゲームって、本当によくできた仕組みで。

 

簡単に説明すると、以下のような感じです。(多くのゲームは同じような構造だったと思います)

 

① ゲーム内でチームを組ませる

② チーム同士でバトルする

③ バトルで活躍する(した)メンバーは、チーム内で「リーダー」や「エース」などの称号が与えられ、仲間から称えられる

④ バトルで活躍するためのアイテムは「課金」か「ゲームへの友人招待」で手に入る

⑤ ガチ勢(本気の人たち)は課金して、どんどんガチャを回す

⑥ あまり課金できない人たちは、友人をモバゲーに勧誘してガチャを回す

⑦ バトルに勝つにはチームの連携も必要なので、連帯感から気軽に辞めれない

 

コンプガチャ」が射幸心を煽る(煽りすぎる!)と社会問題になり、規制がかかってからは下火となりましたが、お金を稼ぐ仕組みも、会員を増やす仕組みも完璧に見えました。

 

それでも、スマホゲーム界の主役の座を、アプリに明け渡すことになるのですから、長く活躍するのって本当に難しいんだな、と思い知らされます(^^;

 

もうちょっと「大連携!オーディンバトル」について説明させてくださいm(_ _)m

 

このゲーム、よくできたソーシャルゲームの中でも、特によくできた仕組みをしていました。

 

ポイントはバトルのやり方。タイトルにある通り、“チームの連携”が必要になるんです。

 

【バトルのルール(数字は時間も含めて適当です)】

・バトルは毎日3回、決まった時間に実施される(7時、18時、22時からそれぞれ30分間)

・2つのチームで戦い、時間内に多くダメージを相手に与えたほうが勝ち

・チームのメンバーはそれぞれ、アタックポイントを100pずつ保有

・1回の攻撃で消費するアタックポイントは10p。つまり、時間内に1人最低10回は攻撃することが可能(ただし、アタックポイントを使い切ったら、ゲームアイテムを買って回復することも可能。1回の攻撃で30p消費する“必殺技”もある)

・1回の攻撃で相手に与えられるダメージは、基本的に10点(ガチャで得られる強い武器を持っていれば、攻撃力は大幅にアップ)。また、二人以上のユーザーが交互に攻撃(連携)することで、ボーナス倍率がつく

・ユーザーAが攻撃を行ってから1分以内に、別のユーザーBが連携すれば、与えられるダメージは1.1倍になる。その後、ユーザーC(Aでも可)が1分以内に連携すれば、さらに1.1倍され、与えられるダメージは1.21倍になる。以降、これの繰り返し(倍率が高まったところでエースが必殺技をドンッ!)

・1分以内に連携できなかったり、間違えて同じユーザーが連続攻撃してしまった場合、それまで積み上げたボーナス倍率は1倍に戻ってしまう

 

要は、相手に大ダメージを与えらえる“課金のエース”(白ヒゲ海賊団にいそう)だけではなく、“決められた時間に1人でも多くのチームメンバーが参加すること”が勝敗を分ける鍵となるわけです。

 

チームメンバー全員がアタックポイントを使い切り、最後の攻撃から1分経過して連携が切れる!?その直前!!!⇒課金してアタックポントを回復(チャージ)し、連携を紡げばヒーローになれるという。

 

A「へへっ、俺だってたまにはやる(課金する)んですよ。たまには、ね?」

 

リーダー「Aさん、よくやった!他に誰か行ける(課金できる)人いない!?」

 

B「俺、お茶(“チャ”ージアイテムのこと)買って飲んできます!」

 

エース「やれやれだぜ。Bさんも行くなら、俺がやらないわけにもいかんでしょう。(今月ガチャの回し過ぎで財布が厳しいけど…俺はチームのエースなんだ!)」

 

私「…(どうしよう…雰囲気的に、俺もいかなきゃいけないのかな)」

 

D(女性会員)「エースさん、がんばって💛」

 

 エース「Dちゃん、俺のカッコいいところ、見逃さないでくれよな!」

 

私「ファ、ファイトー!(くそー、俺も課金してぇ…)」

 

…脱線している間に、長文になり過ぎました(^^;

 

ということで、“連携”がポイント獲得の鍵となるクーポンアプリ構想については、【その⑨】で書こうと思いますm(_ _)m

>【その⑨】はこちら

 

 

課金はちょっとだけ…。そんな私が運営する、川崎駅徒歩圏内クーポンアプリ【掘り出せ!黒ダイヤ!】を、よろしくお願いいたします!

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